ポール、完全復活! 再来日公演が遂に決定!!
続くツアー、「Up and Coming Tour」では、
2010年3月に米アリゾナ州フェニックスを皮切りに30回以上の公演を行い、100万人を超えるファンを動員した。2回の公演がソールドアウトとなったハリウッドボウル、初めて訪れたプエルトリコ、二夜連続で記録的な公演となったメキシコのフォロ・ソル・スタジアム、初コンサートとなったナッシュビルとソルトレークシティー、1966年にビートルズ最後のコンサートをキャンドル・スティック・パークで公演して以来、ポールにとって初めてのコンサートとなるサンフランシスコ。その他にも、マイアミ、ダブリン、グラスゴー、カーディフ、ロンドン、デンバー、カンザスシティー、シャーロット、モントリオール、ポルトアレグレ、2回の公演が行われたトロント、フィラデルフィア、ピッツバーグ、ブエノスアイレス、サンパウロと、それらのすべてのツアーが2010年の12月末までに行われた。そして、この年の締めくくりは、ニューヨークのハーレムにあるアポロシアターでの初コンサートと、続いてロンドンの伝説のライブハウス、100クラブでのライブとなり、これは彼のソロ活動を通して最もくつろいだ雰囲気で行われた。
2011年はペルーでの初コンサートで始まり、チリでは1993年以来のコンサートを開催。リオデジャネイロではエスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェで2回のブロックバスター級の公演を行ったが、ラテンアメリカで初となるインターネットでのライブ中継を行い、10万枚のチケットを手にすることができなかった150万人以上のファンが一緒に楽しんだ。38公演に及ぶツアー、「Up and Coming Tour」は翌月の2011年6月10日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで幕を閉じた。
ポールはその後、「On The Run」ツアーを、2011年の音楽イベントを開催していたニューヨーク市でスタート。7月15日、16日のヤンキースタジアムでのコンサートは記録的なソールド・アウトとなり、両日ともほぼ3時間にわたり、9万人ものファンがポールと共に熱唱した。ニューヨーク市のメディアは恐らく、最も熱烈とも言えるコンサートレビューでにぎわったことだろう。
「On The Run」ツアーのソールド・アウトはその後も続き、デトロイトのコメリカ・パーク、二夜の公演を行ったモントリオール・ベルセンターとシカゴのリグレーフィールド、ロック・コンサートが上演されるのは初めてだったというシンシナティのグレートアメリカン・ボールパークのほか、ボローニャ、ミラノ、パリ、ケルン、ロンドン、ストックホルム、ヘルシンキ、モスクワ、マンチェスターでも公演。そして最後はリバプールのエコーアリーナに帰郷し、フィナーレを飾った。